東大で発表し、優秀賞をいただきました



 東京大学で、プラズマ核融合学会主催の高校生シンポジウムが8月8日に開催されました。



 口頭発表の部では「酵母と種子に低線量・低線量率の放射線が与える影響」を発表し、奨励賞をいただきました。

 放射線ホルミシスとは、「低線量・低線量率の放射線は、生物活性を刺激」するというものです。 酵母の呼吸量が変化するかどうか、種子の発芽率や成長率が変化するかどうかを調べました。 この研究は、2010年度から始めたものですが、昨年度より文科省の『中高生の科学部活動振興プログラム』に採択され、 恒温器等が購入できたため、実験条件を厳密にできるようになりました。



 ポスター発表の部では、「イルカの視界について−フライングディスクキャッチを題材に−」を発表し、優秀賞を受賞しました。

 名古屋港水族館のイルカのパフォーマンスが題材です。 イルカは、すぐ12mの深さまで潜り、V字型に急浮上してディスクをキャッチします。 なぜV字型に泳ぐのか、水の中からどうディスクを認知しているのかを研究しました。

 ゼラチンで水槽の断面モデルを作り、波のある水面を通してディスクが見えるのか、水上の景色はどう見えるのか、を調べました。 また、パソコン上で、どう見えるかを再現しました。そして、単純な光の屈折では説明できないことを示しました。

 その厳しい条件の中で成功率をあげるべく行っているのがV字型行動なのです。







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