平成201223日(祝) 犬山西小学校で、実験教室を開催しました。犬山南高校との共同開催です。

「見えないものを見よう! 電流ってどんなもの?」と題して小学生の希望者を募ったところ、85(うち保護者26名)の申し込みがありました。理科室ではできないので、ちょっと寒いのですが、体育館での開催でした。スタッフは、全体説明が顧問(大津)、15人ぐらいのグループごとに、熱田高校生1人、犬山南高校生1人です。実験道具はみんなで手分けして、電車で運びました。

準備は10月末から始まりました。電気クラゲと100人脅し、はく検電気をテーマとして、インターネットなどで資料を探し、自作し、指導法の研究をし・・・

はく検電気の材料の空き瓶を確保するのが大変。前日も、顧問までも分別収集所へ足を運びました。

電気クラゲは、小学1年生でもできるようにどう安全に発電するかが問題でした。塩ビパイプは、発電量は多いのですが、他人にぶつけそうで・・・ 予算もなく、手持ちの材料での研究です。意外だったのは、風船でも塩ビパイプでも、ティッシュとよりはスポーツタオルとの方が発電量が多かったこと。帯電列は木綿として表現されていますが、いわゆる植物性の綿は木綿だと初めて知りました(綿とは状態も示し、くず繭で作った綿は動物性)。


実験教室当日は晴れでしたが、前日に雨が降り、湿度が高く、冬なのに静電気が起きにくいコンディションでした。電気クラゲと散歩できない子供たちもいて、残念でした。


次に行ったのは
100人脅し。グループごとに、ポリコップでできたライデン瓶で行いました。これも、帯電の状態が悪く、感じなかったグループがひとつあり、「後から特別な道具でやりますから」と保留しました。

最後の実験は、はく検電気の自作。



<帯電した風船で開いた箔


お好み焼きを包むアルミホイルを使いました。本当のはく検電気のはくは扱いにくく、家庭用のは厚すぎて動きませんでした。

一応事件教室を終了してから、希望者で(ほぼ全員でしたが)、全員で100人脅し」

今度はスタッフも入って本当に100ぐらいでやりました。コンディションが悪いので、バンデグラーフ起電力器を使いました。
全員でみごと感電。参加者全員がニコニコとしびれて帰って行きました。

【熱高生の感想より】

「”100”人脅しは鉄板」
「身近なもので自分がつくったものが反応したことで、子どもたちは喜んでいた」
「小グループにわかれての実験がよかった(15人ぐらいずつで実験を行いました)」
「準備をもっとしっかりして、しっかり対応するべきだった」

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